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Walking wounded

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雨のPCとF様への熱い思い

今日はお昼過ぎからカレラSの車室内のきしみ音を治してもらいに、行きつけのPCに行ってきました。工場のなかは出荷準備をしている911やケイマンで一杯でした。特に4Sが目を引きました。やっぱりワイドボディは明らかに違う感じがします。うらやますぃです。うちの車も久しぶりにお仲間に囲まれて、何やら昔話に花を咲かせている様子。でもやっぱり車高が低かったりマフラーが違ってたりで、なんか違和感があるな。周りのみんながよそよそしい感じ。作業は30分くらいですみ、早々に引き上げました。

そのあとちょっと寄り道をしてF様の中古車センターへ。kazuさんのエントリーに触発されたわけではないですが、F様については最近思うところが多いです。特に出張前日に友達のF430の助手席で湾岸を走って以来、そのインパクトが頭から離れません。加速や最高速については印象は特にないんですが、何よりも音。そして硬質感のある乗り心地。そのF430にはTubiのマフラーが装着されていたんですが、それがとんでもなく良質な爆音でした。つい興奮して、車から降りてもしばらく震えが止まりませんでした。

F様の魅力って、スペックや運動性能はもちろんですが、それよりも、運転している自分が何かの主役のように思えることかなと思いました。車を降りて普通の人に戻ってしまうのが恐いくらいでしたから。ポルシェでこういう気分は味わったことがありません。ハイパフォーマンスで剛性感のある車に乗っているという満足感はありますが、主役とは違う。F様は高価ですが、たとえ自己満足であれ、乗る人に主役感を味あわせてくれるというのは、対価を払うだけの価値があるように思えました。払えませんが(笑)。

でも、実際に自分がF様を所有しているイメージを描くことができません。仕事にしてもそうですが、僕は「主役」が苦手な性格のようです。あるいは人生における成功度合いが足りないのか、カン高い雄叫びを上げながら、丸の内やヒルズ界隈を走る「オレ」様が描けません。今の僕はポルシェのコックピットと深夜の首都高が心地よく思えます。いつかF様オーナーになる日が来るのかどうかはわかりませんが、確かなことは、Pは最高の車かどうかはともかく、運転して楽しい最良の車のひとつであることだと思います。
雨のPCとF様への熱い思い_c0080716_2241517.jpg
以前レポしたBPSですが、ややストリート用の柔かめのチューニングに換えてみました。前回ちょっとネガなインプレだったんですが、いまとてもいい感じです。詳報はまた。
by unchained_melody | 2007-05-31 20:53 | Mercedes