真空管
オートバックスでの待ち時間、併設の書店で手に取った徳大寺有恒の「ああ、人生グランドツーリング」。これは面白かったです。なかでも感動したのが、フェラーリ365GT4のエンジンに火を入れるシーン。僕はコンピューターで制御されたフェラーリしか知りません。それがいかに不幸なことであるか、徳さんは教えてくれます。どんなにシステムがデジタライズされても、風を切って走る歓びは限りなくアナログな体験であり、それは音楽も同じ。真空管を12気筒になぞらえて、古いレコードなど聴きたくなりました。 真空管が奏でる音楽。空間を満たす音の濃度が違う気がします。
古い車同様、暖まるまで時間がかかるけど、音の粒を感じることができます。
古い車同様、暖まるまで時間がかかるけど、音の粒を感じることができます。
by unchained_melody
| 2008-04-29 01:21
| Audio