Walking wounded

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There Will Never Be Another You

ちょっと変かも知れませんが、このあたりのラインに魅かれます。
人で言うと、うなじなのかな?あるいは腰のくびれ?お尻ではなくて。
滑らかでふくよかなカーブは、他では見当たらない気がします。
私は、走っているとき以外のクルマにはあまり興味が湧かないので、
停めたらすぐに立ち去ってしまう方なんですが、
この日は、つい人目もはばからず見入ってしまいました。

今頃の気候がクルマにいいとはとても思えないのですが、
1万kmの大台を超え、やたらエンジンのふけ上がりがいいのはなぜ?
少し前はそうでもなかったのに。ときどき鼻血が出そうなほど気持ちいい。
首都高でもどこでも、アクセルペダルとクルマが隙間なく一体化しているようで、
暑さなどものともせず、どこまでも滑らかに伸びていきます。

なにもかもが今日のカレラSみたくスムーズであればいいのに。
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by unchained_melody | 2006-08-26 00:16 | Porsche

That's How You Like It

あるユニットのオーディションがあって、昼間から出かけてきました。このところクローズドなスタジオでの仕事が続いていたので、自分が生きた(ライブな)音楽業界と関わっている事実をしばらく忘れかけていたことに気づきました。
当然ですが、一定のオーディエンスを獲得し、音楽で生計を立てている人たちは、男女問わず個性的で、あらゆる意味で濃く、見た目も舌にピアスが入ってたり全身にタトゥが入ってたりで、普通の社会人は圧倒されることが多いです。街頭でラスタヘアのラッパーの青年にいきなり声をかけられてびっくりしたり。ああ、なんだお前か、と。

ピアスをいくつもつけて、手首までタトゥを入れてる人は、なんであんなに自信たっぷりに見えるのだろう、と思うことがあります。もう後戻りできないっスよ、とカレは無邪気に笑う。彼らのことを「見せかけだけ」と皮肉るのは簡単だけど、自らの存在をアピールし、見えない糸を懸命に自分へとたぐり寄せようとする、一度きりの人生に賭けるそのほとばしる生命力を私は尊いと思います。ピアスやタトゥみたいな「シンボル」はともかく、未来に対する渇望感もなく、懐古趣味的な眠りに浸りがちな私のような人間は、最後まで中途半端で終わりそうで怖いです。奮起せねば。
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さて、オーディションではダンスのうまい女の子二人と伸びのあるファルセットを聴かせる男の子一人を選びました。まるで他人の夏におじゃましたような一日でした。
photo © by 紫的解放区
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by unchained_melody | 2006-08-24 01:55 | Diary

Hip Hop Star

公道で競い合う。審判も計測員もいない、ゴールの取り決めもないこのバトルの勝敗はどこでつくのでしょうか。私は戦意の存在にあると思っています。あ、もうついていけない、と悟る瞬間があって、アクセルを緩める、そして遠のいていくテールランプを見送る。クルマの差と腕の差そして根性の差は、車線変更の切れ味と、いくつかのコーナーと短い直線、さらにプライドの持ち合わせがあれば、数十秒でわかるものだと思います。
競いあって負けたとき、不幸にも隣に彼女を乗せていたとしたら、一刻も早く言い訳を用意する必要があります。「相手はポルシェなんだよ外車なんだよ高いし下手でも速いんだよ」とか、「今日はタクシーが多くてあれ勝ちとは言わないよホントの勝者は個タクだよしょうがないよお前の安全が一番だろだって隣に最愛の女乗せてるんだから」とかね。

数年前六甲山で白いランエボにつかれたときは、同乗者がいたので競う気はなかったのですが、譲ろうとするとハザードをつけて待っている、次の瞬間しつこく煽ってくる。
わかった、やってやるよ、と渾身のシフトダウン、パワー全開で摩耶山を駆け下りたのですが、実のところ向こうの方が速く、地の利もありほどなく決着がつきました。
「道が狭いからなー、ポルシェ大きくて曲がれないんだよね」
「あんまり大きさ変わらないみたいだったけど」
「だけど相手は地元だから・・オレだって箱根だったら」
「学生の頃よく六甲に遠征に来たとか語ってたよね」そして沈黙。そのあとの車内の気まずかったこと。敗者の辛さを痛感しました。それ以来、絶対に公道で負けない、と心に誓ったのです(負けてますが)。
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photo © by 紫的解放区
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by unchained_melody | 2006-08-23 03:04 | Porsche

Too Much Heaven

首都高ではBMWに張り付かれることが多いです。あのイカリングのようなキュートなフロントビューには何か因縁じみたものさえ感じます。
BMWはとても速いと思います。乗っている人も、やたらと煽ってくる人が多いです。ポルシェが嫌いなんでしょうか(笑)。
私自身、イカリングに対して抗戦的であることを認めます。アルファやアウディ、あとZやGTR、ランエボなど国産系に煽られても気乗りしないときは道を譲ることさえあります。が、BMWには負けたくない、と思うのです。M3を2世代続けて乗り継いで来て、BMWに対し人並み以上に与するものがあるからかも知れません。

横浜新山下から大井南まで、めくるめくバトルを楽しませてくれたのは最新のM6でした。実際2回くらいは失神しそうな程の快感を得ました。一回はベイブリッジから鶴見つばさ橋へと続く光の海へと墜ちていく高速コーナー、もう一回は東京湾のトンネルの左コーナーからの立ち上がり。湾岸線にはこの二つしかコーナーはありません。
詳しく書くと家まで追いかけて来られそうなので控えますが(笑)、大事なところでリミッターが効いちゃったんでしょう?ルームミラーのなか小さくなっていくイカリングが悔し涙にむせぶようでした。でもポルシェを煽るなら、せめてリミッターは外してからにしていただきたいです。
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旋回しながら合流していくとき、この橋はいつもうっとりするほど美しいです。
photo © by 紫的解放区
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by unchained_melody | 2006-08-21 03:37 | Porsche

Boy next door

髪が伸びたので美容院に行ってきました。雑誌を読みふけっていて、ふと顔を上げると鏡のなかには別人が・・え、こんなにキてたっけ、と思わず動揺。担当の美容師さんも私のただならぬ狼狽ぶりに目の置き場も定まらぬ様子。「だいじょうぶですよね?」と訊くと、「だいじょうぶですよ」と即答されて、「何が?」とも訊けず、一瞬間があった後、何事もなかったかのようにカットは続行。うちの彼女は若いのに、いろいろ見て見ぬ振りしてくれてるんだなぁと感心しました。だけど先日、「チョイワルオヤジ」の話をみんなでしていて、うちのが間違って「チョイハゲ・・」と言った瞬間爆笑が起こり、私も一緒になって大笑いしたのですが、あれは一体誰のことだったのか。

ちなみに美容院で置かれる雑誌はその人が好きそうなものと決まっているようですが、今回はモノマガジン。特集はコンパクトカーでした。当たらずと言えども遠からずか。そのうち「健康」とか「爽快」を置かれる日もそう遠くない気がします。そういえば以前「山登り」の本を置かれて呆然としたことがあったなあ。ひとは自分が思うようにはひとに見られていないということの証左ですね。
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貴船神社近くのカフェにて。女の子たちが熱心に「旅のノート」にコメントを書き込んでいました。私も彼女のコメントの末尾に「りらっくま」のイラストを添えておきました。
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by unchained_melody | 2006-08-19 16:51 | Diary

Slightly Out of Focus

997からの機能だと思うのですが、ウィンカーをちょこんって一回動かすと、カチカチカチと3回続けて点滅します。私はこの3回目が待ちきれないです。短くちょこって動かしたときは1回だけなのですが、たいていは3回になってしまい、緩慢なそのリズムにやりきれない気がします。走りに気合いが入っているときは(笑)、ウィンカーとクルマの挙動が逆になっていることもあり(右ウィンカーがまだ点滅しているのにすでにクルマは左への移動を終了している)、危ないし、ポルシェらしくない過剰なサービスを感じます。

過剰なサービスと言えば、停車後、クルマを離れてもしばらくフォグランプがついているホームモードという機能も私には納得がいきません。シュヴァルツヴァルトに住む森の妖精がこのような機能を求めているのでしょうか。私がポルシェに求めるのは、このようなわかりにくいサービスではなく、瞬時に起動し瞬時に終了するダイナミズムです。別れ話の後、状況はすべて変わってしまったにもかかわらず、立ち去りがたく煙草を吸っているダメ男のように思えて仕方がないです。私はそんなカレラSの背中は見たくないです。まぁ、たいしたことじゃないんですが(笑)
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「春の日やあの世この世と馬車を駆り」(中村苑子)
そこにいるのは、誰ですか?
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by unchained_melody | 2006-08-19 01:37 | Porsche

Kyoto Bojyo

昨日から彼女と二人京都に来ています。今回は旅館の回線を使ってPowerBookから更新しています。昨夜は大学時代の恩師や友人を交え、先斗町ならびに祇園で痛飲して参りました。宴会の後、某社長の紹介を無理にいただいて、佳つ乃さんのお店にも顔を出してきました。以前やはり祇園の小料理屋でほんの一言二言言葉を交わしたことはあったのですが、そのことはもちろん私の名前までも覚えていらしたことに何より驚き、祇園のプロを感じました。話すだけで心臓が高鳴るくらい美しく、心をとろけさせるような妖艶な方でした。会計時にはもっとびっくりしましたが(笑)。
さて、明日は大文字送り火です。錦通り商店街で買い物をしたり、大学近くの神社や参道をぶらぶらして、送り火に臨みたいと思っています。
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課長島耕作にもとりあげられた先斗町の看板。
舞妓さんと看板の下で、人目を忍んで逢い引きがしたいです。
「逢い見ての後の心にくらぶれば昔はものをおもはざりけり」(藤原敦忠)
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by unchained_melody | 2006-08-16 02:30 | Travel

Naughty Girl

仕事で関わった女の子と三浦方面にドライブしてきました。海風がどこか懐かしく、夏らしい気持ちのいい一日でした。途中彼女の友達の話を聞かされたのですが、その友達が二年越しでつきあっているというカレは、K大卒業後某ゼネコンに勤務、28歳でポルシェに乗っているんだとか。

「で、そいつカッコいいの?」
「知らない。その子もよく知らないんだって」と答えるので、
「だってカレなんでしょ?」と言うと、
「出会い系で知り合って、まだ会ったことはないんだって」
「てゆーか会うための出会い系なんじゃないの?」
「うん、会おうって話になるんだけど、急に事故ったりでだめになっちゃうんだって」
「なんかめちゃくちゃ怪しいなあ」
「でも2年間毎日メールとか電話はくるんだって。プラトニックでしょ?」
いやそれはさすがに違うだろ、と言いかけた瞬間、急に身を乗り出し「ポルシェ、ポルシェ」と対向車線のビートルを指差して言うので、
「あれは違うよ。ビートル」
「え!?そのカレが写メってきてたの見たよ」
「どういう事情があるかは知らないけど、あれはポルシェじゃない」
「じゃあポルシェってどんなの?」
「このクルマ」
ええっ!!とびっくりして、すぐに「またー」という勝ち誇った表情になり、
「ポルシェって高いんだよ。見たことある?」と得意げに言うので、まあね、と適当な返事をすると、「今度写メ送ってもらっておくね」と優しく膝を触ってくれました。強がりを言う私が不憫に思えたようでした。

そのあと何事もなく走っていたのですが、ふと会話が途切れたとき、
「ねえ、その棒なに?何やってんの?」と私の右手のなかのシフトをまじまじと見て不思議そうな顔で言います。
「シフトノブ。ギアを変えるんだよ」と自分でも意味不明な説明をしたところ、
「大変だね。コクサンっていろいろ面倒くさいね」そして、お父さんのクルマにはついてないよ、と言いました。

読み返すと嘘みたいだけど、ほぼ実話です。生きるということは耐えることなんだとあらためて思い知らされました。まぁ、かわいいから許しちゃえるんですが(笑)
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この棒はシフトダウンというとても気持ちのいいことをするときに使うんだよ。
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by unchained_melody | 2006-08-14 03:09 | Diary

ALICE IN DEN STADTEN

録画しておいたBSの寅さんを見ました。「寅次郎 かもめ歌」。これは渋かったです。寅さんはロードムービーだと思いました。ロードムービーと言えばヴィム・ヴェンダースですが、1974年の作品、「都会のアリス」の世界を強く感じました。
オープニングの海岸のシーン。高い空に舞う海鳥の群れ。結局子供には帰るところがあるんだけど、大人には旅しかない。それは恋に破れ、また旅に発つ車寅次郎そのものでした。もし寅さんが北イタリアの片田舎の生まれで、ある巡り合わせでベルリンへと旅立つことがあるのだとしたら、シトロエンDS Pallasか、アウトビアンキA112がいいな、と思いました。あの独特のスーツケースも似合うと思います。砂埃舞うパリ郊外の田舎道で、パンクしたタイヤを蹴り飛ばす寅さんが目に浮かびます。

ただ、正直に書くと、ヒロイン伊藤蘭の恋人村田雄広が唐突に出てきた時点でビデオを停めました。ストーリーが読めたというのもありますが、寅さんの悲しい顔を見るのが辛かったからです。人生という旅の途上では、優しく穏やかな人ほど険しい道を歩むという言葉通り、寅さんが大団円を迎えることは許されないようです。
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寅さんが見たのと同じ北海道奥尻の海。昨年の冬のカットです。
それにしても伊藤蘭ってこんなにかわいかったんだ、とあらためて思いました。
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by unchained_melody | 2006-08-13 03:06 | Diary

Speed Of Sound

訪れる人もあまりない閑散としたBlogですので(笑)臆することなく書きますが、もっともっと速く走りたいです。以前M3に乗っていたときはチューニングファクトリーの好意で、月2回程度サーキットを走り、草レースに出たりもしていましたが、勝っても負けても何とも思いませんでした。今はサーキットで走りたいとは思いませんが、峠でも首都高でも、公道での挑発に乗りたい気持ちを抑えきれません。もっともっと私を煽ってください、めくるめくスピードの桃源郷にいざなってくださいみたいな(笑)。極度に贅肉をそぎ落としたコックピットのひんやりした感触が、もっと速くと駆りたてます。いつの日か首都高向島線で、団地妻みたいにF様に思いっきり煽られてみたいです。
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メーターパネルの白がちょっと照れくさいです。ここはもう少し地味でいいかな。

いまエントリーした後で読み返してみましたが、なんとも危ないおっさんの日記、って感じで怖かったです(笑)。あと、たった数行のなかに「もっと」が5個も入っていて、やっぱり危ないなーと思いました。妄想ですので、どうか通報しないでください。
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by unchained_melody | 2006-08-11 02:00 | Porsche