Walking wounded

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埠頭にて

お台場での仕事が終わって、帰り道、いつもの埠頭にモデナちゃんで出かけてきました。ここは撮影場所としては海抜けが撮れそうで撮れない場所で、なかなか歯がゆい所ではあるのですが、ひと目がない分小心者の僕でも車の写真が撮れるんです。

レインボーブリッジを越え、埠頭の道を行ったり来たりしながら、ようやくモデナのペダルが足についてきた、そんな感じがしてきました。カレラSとの違いを一言で言うと、アクセルレスポンスのよさに尽きると思います。印象として20kgくらい軽い感じで、取り回しが軽快です。乗り比べると、カレラSのガスペダルがとても重く感じます。でも本気で加速すると、4速全開あたりでカレラSに抜かれそうな気がします。涼しくなってきたので、そろそろ回してみたいと思います。
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電話の向こうでキャンディは泣いていた。
どうしても行くの?、キャンディの声は冷たく震えていた。

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by unchained_melody | 2007-08-29 03:51 | Ferrari

夏祭り

仕事上のトラブル続出で、このところ少々凹んでおります。僕はあまり物事を深く考えない方なのですが、もっと注意深くあらねば、と反省しています。開けない夜はないと信じて、がんばってみます。

こういうときこそモデナちゃんで湾岸をぶっ飛ばせばすっきりするのかなぁ、と思うのですが、凹んだとき、実は僕はあまり車に乗りません。部屋でぼーっとしてることが多いです。昨日は珍しくヨメにぐちったりしたので、なんとなく心がふらついてる感じを察したのか、実家近くのお祭りに誘ってくれました。

ここの祭りは近所の有志たちがお金を出しあってはじめたもので、僅かばかりの出展料を払えば、自分たちの店を出店することができます。ヨメの知り合いが出店していたので、僕たちもそこに行ってみました。それがどういうわけか5分後には僕が店で呼び込みを務めることに。もうものすごい数の子供たち相手にヨーヨーやら風船みたいなグッズを売るんですが、これが結構面白くて楽しかったです。子供たちがおもちゃみたいな財布から100円を取出す瞬間のうれしいこと(笑)商売の原点を見た気がしました。
その後、8時半から花火が上がり、ヨメと並んで首が痛くなるまで見上げていました。屈託なく笑う彼女の横顔を見て、なんだか泣きたいような気持ちになりました。
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コメントありがとうございマス。がんばりマス!
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by unchained_melody | 2007-08-27 09:43 | Diary

鄙び系という選択

疾走する鄙(ひな)び系スポーツこと、unchained_melody(非ランボ派)です。辺境の地にそびえ立つ高層ビルにて細々と無意味な日記を書き続けております。

あらためて言うまでもありませんが、僕は(おねえちゃん以外は)鄙び系が大好きです。日本全国、たくさんの鄙び系温泉や旅館を訪ねました。おりから秘湯ブームで、鄙びてるはずが行ってみると実は生っぽくギラついていた、ということもよくあります。例えば乳頭温泉鶴の湯。ここは「行ってみたい秘湯ベスト10」的なものでは例年上位に食い込む名湯ですが、なかなか泊まれないこともあってバスを連ねておびただしい数の日帰り客が訪れます。一体どれくらい儲かってるんだろう、と勘ぐってしまいます。

2年続けて泊まった八幡平のふけの湯温泉は、鄙びているだけではなくとてもワイルドでした。地面のすぐ裏にぐつぐつと煮立つマグマの躍動を感じる、そんな温泉です。お湯の色は白く濁って、湯量もトップレベルです。露天風呂は旅館から歩いて3分程の距離にあるんですが、日が暮れると本当に真っ暗なので、旅館で懐中電灯を借りて、灯り一つないじゃり道を歩いて行きます。ぬるめのお湯につかりながら見上げる星は手を伸ばせば届く程にも感じられ、夜の闇の美しさと深さにあらためて気付かされます。

なぜかneoさんに人気の青荷温泉らんぷの宿。僕は一年で3回も行きました。食事を終えてしまうと風呂に入る以外何もすることがありません。仕切りの壁も薄いんで、闇にまぎれてワイルドなプレイもできないので要注意です(笑)携帯も入らないしパソコンも使えません。だけど厨房には冷蔵庫もあるし帳場にはパソコンもあります。ここは鄙びの演出に長けた旅館、といえると思います。それでも深夜、天井からぶらさがるランプの灯りをぼんやり眺めていると、何とも言えない浮遊感のようなものが味わえます。

うちのヨメは旅行(温泉)の趣味は僕と同じくワイルド&鄙び。僕たちはいつも適当に目的地を決め旅立ちます。二人ともグルメでないことが大きいと思いますが、ロクな食事が出なくても平気です。ただとんでもなく広い星空の下で、風の音を聴きながらひとつのお湯につかる時、僕たちは共有している時間の大切さを感じます。そしてそれが決して永遠でないことを知り、少し悲しくもなるんです。
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Wild&鄙びの聖地、秋田県ふけの湯です。
997Sで二回行きました。普通ちょっと引きますよねぇ(笑)

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by unchained_melody | 2007-08-23 00:03 | Diary

熊野から天川へ

東京を水曜の夜に出て、伊勢〜熊野、天川村、京都へと行ってきました。東名から伊勢自動車道に入り、さらに西進。途中PAで1時間程眠って、朝10時過ぎ伊勢神宮に着きました。そのあと夫婦岩を見たりと、炎天下の修学旅行コース。ひたすら国道42号を走ります。翌日は熊野神社に詣で、那智の滝を見たり、修験者のように過ごしました。夜は湯の峰温泉のあづまやという旅館に泊まりました。相変わらずのひなび系です。

翌日のことはあんまり覚えていないのですが(笑)ワインディングを十津川沿いに北上、日が暮れる頃天川に着きました。天川は山々に囲まれた小さな村で、世界の「気」が集まる場所なので、勢い余って鳳凰が夜空を飛んだりするそうです。ただ秘境っぽいイメージがあったのですが、家族連れがキャンプを張ってたりしてやや興ざめでした。奈良でもう一泊するか迷いつつ、結局京都に泊まり用事を済ませ帰ってきました。
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この暗い空を鳳凰が舞うそうです。
ちなみに一番「気」が集まるのは節分の時期だとか。

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by unchained_melody | 2007-08-21 18:02 | Travel

あるオマージュ

暑い中、天王洲にある某局のスタジオに出かけてきました。30分程で作業は終わり、帰り道、埠頭にあるいつもの撮影スポットに立ち寄ってみました。するとガードレールに見覚えのある落書きを発見!!見て見ぬ振りもできず、今回は僕が消しておきました。
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by unchained_melody | 2007-08-21 14:29 | Porsche

長いお別れとの別れ

私立探偵フィリップ・マーロウを生んだレイモンド・チャンドラーの不朽の名作「長いお別れ」を村上春樹が訳していたので、先日書店で買ってみました。清水俊二版が30年以上も前に文庫本で出ているのに対し、今回はずっしりと重い単行本の体裁で、たくましい商魂と個人的にはあまり知性を感じられない装丁(ウェブリーのデザイナーの手によるものであることは聞き及びましたが)が気になりつつ読み進めました。

大学時代、専攻の関係で「長いお別れ」を原文で読まされたのが、僕がチャンドラーにのめり込むきっかけでした。元訳である清水俊二の訳(ハヤカワミステリ)は、彼自身が映画字幕の製作に関わっていたこともありとても映像的で、ハードボイルド特有の淡々とした風景描写を軸にみずみずしい躍動感が織り込まれていました。今回村上春樹訳を読むにあたって最も気になったのは、なぜ今この不朽の名作が訳し直されなくてはいけないのかということでした。結論から言うと、その理由は最期まで僕には理解できませんでした。

僕は村上春樹という作家の熱心な読者ではありませんが、僕の知る限り、レイモンド・チャンドラーをはじめ、レイモンド・カーヴァー、フィッツジェラルドやカート・ヴォネガットといった近代アメリカ文学の紹介者でありスマートなコラージュニストという印象が強いです。たとえば2006年にノーベル文学賞を受賞したトルコの作家オルハン・パムクの雪などと読み比べても、僕には同じ文学賞のステージに立つ作家として技量はともかく作家としての創造力や独創性において見劣りする気がしました。

村上版「長いお別れ」の特長として、タフで優しく、やくざにもゴロマキ警官にもひるまない人間味溢れるマーロウが、真摯に真実を求める繊細な青年探偵に変貌していることが挙げられます。読み進めるうち、マーロウが旧作ダンス・ダンス・ダンスの「僕」に重なりました。それが村上流の「長いお別れ」の解釈なのだとすれば、僕は大いに失望しました。サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』が、村上名義の"The Catcher in the Rye"に名義替えされたことで生じた商業的成功事例の後追い企画だったのでしょう。

村上春樹の初期の長編に、「1973年のピンボール」という作品があります。大学時代に主人公がすべてを注ぎ込んだピンボールマシンを探し、劇的な邂逅を果たすまでを綴った物語ですが、冷たく閉ざされたコンクリートの部屋でのマシンとの再会の場面で僕は涙を禁じ得ませんでした。ようやく見つけだしたものが、探していたはずのものと違う「喪失感」。これほどセンチメンタルに喪失感を描くことのできる作家がいることに当時歓びを覚えました。「ギムレットにはまだ早すぎ」たのかも知れません。

Revised from caviar+
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by unchained_melody | 2007-08-20 15:51 | Diary

熊野古道へ

明日から休みが取れたので、今晩からヨメと奈良の天川〜熊野古道方面に行こうと思います。実は数年前に友達と当地を旅したことがあるのですが、とにかく陸の孤島的に遠いんですよね。東北ノンストップ縦断で持久力は養っているので、がんばりたいと思います。奈良和歌山方面で面白いところがあればアドバイスをお願いします!!

あと、一週間ぶりにモデナに火を入れ、目黒方面に出かけてきました(neoさん、近くにいらっしゃいました?)。往復40分前後のドライブでしたが、炎天下にも関わらず水温他安定しておりました。写真は目黒駅前です。あ、縦列は一発で決まりましたよ、セイウチさん。はぅっ、オレってカッコいい(爆)
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by unchained_melody | 2007-08-15 17:32 | Travel

名もなき花

夏なのにめずらしく働いております。ワガママ歌姫が歌入れを終えて帰ってからすでに数時間。どんなにがんばってもグルーブの出ないギターをいじり疲れてもう一回最初から撮り直すことに。そうこうしているうちにラッパーMがやってきて、マイクチェックもそこそこにテイクワンからいきなりいい感じ。やっぱり頼れるのはオマエだよーとさらに一同の信頼を厚くしたのでした。スタジオに5人しかいないのに焼肉定食の出前が6つ。あ、オレ二人前いただきマス、と笑う彼の若さに少し嫉妬。8月は名もなき花のように。
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by unchained_melody | 2007-08-14 04:09 | Diary

光臨

佐野元春のスタジオライブをBSで見た。この人がヒーローだった時代はすでに過ぎ去ってしまった。「街」をストリートと言い換えることで、佐野元春の音楽はとびきりの鮮度を獲得した。バンドの醍醐味とは以心伝心でスタッフと感じ合い、そこに音楽の神様が降りてきてサンキュー。佐野元春しか言えない台詞だなぁ。

この間ニューヨークに行ったとき、エージェントの計らいで、歌姫R....のレコーディングに立ち会うことができた。狭く古ぼけたスタジオに、スタッフはたったの4人。そのうち一人はエンジニアで、一人はプロデューサーにしてトラックメイカーである若いDJ、もう一人はラッパーで、そして19歳にして今日の主役。これだけの人数でダブルミリオンを生み出している事実にまず驚愕。リラックスした雰囲気でのリハーサルのあと、モニターから流れ出す音には音圧も十分で、ミキサーの腕の確かさがうかがえる。シンプルなリズムセットにベースがからみ、思わず体が動いてしまう。カメラマンが入っているので、理由を訊くとジャケ写もいっしょに撮ってしまうんだと。あり得ない話。

さて、音楽の神様は場所を選ばず降りてきて、あわれなミュージシャンの耳元にそっとささやいていく。あるとき突然、ヴォーカルブースから思いもかけないフレーズが流れ、ギタリストの左手が軽やかなアドリブを奏で始める。鳥肌が立つのはほとんど同時だ。テクニカルな意味でレコーディングのためにニューヨークに行く理由などない、と以前書いた。ただ理由が一つあるとすれば、どういうわけかニューヨークやロンドンには神様が降りてくる確率が極度に高いと言うこと。これは宝くじの一等が銀座の某所で出やすい、ということに意味としては近い。音楽する行為とは、どれほど自分が音楽に魂を捧げているか、音楽に献身的であるかを神に向けてアピールしあうことに他ならない。ただ神様は(音楽の神様に限らず)往々にして怠け者で気まぐれなことが多いので、ひたむきさが良好な結果を生むとは限らない。そこが難しいところ。
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by unchained_melody | 2007-08-09 15:56 | Music

ランプの宿再訪と地底湖の神秘

先週末からヨメとE550で3泊4日の東北ツアーに出かけておりました。
melody家は走り出すまで(到着するまで?)どこにいくか決めないことが多いので、宿泊場所の予約は当日の朝か早くて前日です。今回は東北の夏祭りと重なるので少々心配していたのですが、意外にいい旅館が取れました。

白濁湯で有名な秋田・田沢湖の乳頭温泉では、妙の湯に泊まりました。なかなか取れない宿ですが、当日のキャンセルが出たようです。10年くらい前訪れたときは渓流の中の秘境の湯だったのですが、あか抜けていてびっくりしました。お風呂も貸し切り湯があったり、食器や調度品が気が利いています。山菜中心の食事もおいしかったです。

青森は青荷温泉ランプの宿に3ヶ月ぶりにまたしても投宿。静けさとランプの光の下でぼんやり考え事するのが楽しみだったのですが、今回は夜通し滝のような雨が降り続き、気が気じゃなかったです。あと、深夜にねぷた祭り帰りの団体がやってきてばたばたしたり、宿のサービスもいまひとつでした。たぶんもう行くことはないでしょう。

地下施設&洞窟オタクのヨメの強い要望で、岩手県龍泉洞にも立寄りました。前に来た時は誰と来たんだっけ。買ってあげたばかりの帽子を洞窟の中でなくして、帰り道彼女がなきべそをかいていた記憶が蘇りました。あれ、ずいぶん後になって車のシートの下から出てきたんだよね・・。時間はあまりにも速く流れます。
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左上から時計回りに妙の湯が3つ、左下は青荷温泉ランプの宿でのカットです。

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by unchained_melody | 2007-08-08 02:25 | Travel