Walking wounded

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North Marine Drive 3

稚内はとても小さな街で、15分もあればひと回りできてしまいます。晴天のもと、丘の上から宗谷海峡を見下ろすも、たった40数キロ先の樺太は影さえも見えません。色彩の薄い極北の街は、日本よりロシアの影響を感じるほどです。最北端の宗谷岬を経由し、その後はオホーツク海にそってひたすら南下。左手は海、右手は広大な原野。途中、集落もない一本道を走り続けていると、ここが日本である感覚がだんだん希薄になってきます。7時頃サロマ湖に到着。湖畔のホテルでおいしいホタテのフレンチを食べました。
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ホテルの窓から見た稚内フェリーターミナルの夜明け。

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# by unchained_melody | 2008-04-16 01:16 | Travel

North Marine Drive 2

函館の旧市街は僕好みの枯れた感じ。この街にどんだけ思い入れあるんですか自分。翌日はいつも立ち寄る元祖小いけのカレーを食べ、立待岬、外人墓地など徘徊。3時半函館を発ち、夜9時すぎ小樽に到着。寿司屋はすでに閉店したあとで、仕方なく夜の小樽市街を散策ののち、なぜか牛角でヨメとカルビ三昧。

翌日は雪辱の寿司を食べてから北一硝子のカフェへ。LeTAOのチーズケーキを買い3時過ぎ小樽を出発。延々日本海に沿って北上し、9時過ぎ稚内に到着しました。写真は稚内に向かう途中、遠別の海。続いて稚内。理由もなくひとはこんな最果ての地までくるものなのでしょうか。品川ナンバーのベンツに乗って。
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稚内へと向かう国道232号線にて。夜の闇の暗さは息苦しいほどです。

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# by unchained_melody | 2008-04-15 01:50 | Travel

Hakodate City Lights

本日(12日)夕方、無事北海道に上陸しました。昨日は鄙びの総本山、秋田県乳頭温泉妙の湯に投宿。いつもながら素晴らしい宿でした。東京を出て以来ずっと低気圧と並走してきましたが、フェリー乗船時間の数分前から晴れ間が見え始めました。本日は函館に泊まり、明日小樽へと向かいます。その後札幌を経由して、稚内から知床へと走破する予定ですが、オホーツク海沿岸は雪が降ったり止んだりで、まだサマータイヤでは厳しいとのこと。明日の様子を見て、今後のプランを考えたいと思います。
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定番ですが、取り急ぎ函館の夜景です。
クリックして大きくしたのを見ていただくとうれしいです。
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# by unchained_melody | 2008-04-13 00:40 | Travel

North Marine Drive

今晩遅くに出発して、北に向かおうと思います。いまのところ、明晩泊まる秋田県の旅館だけは予約を入れたんですが、あとは未定です。とりあえず青森からフェリーに乗って函館にわたるつもりです。フェリーはナッチャンreraっていう意味不明な名前の高速艇を予約しました。通常4時間の航路を2時間足らずで結びます。下北半島の大間が崎でマグロを食べてから、と思ったんですが、時間が合わず断念しました。

流氷もないし、桜には早いし、この時期の北海道ってどうなんでしょうか。北海道に関してはマニアを自負する僕ですが、4月にだけは行ったことがありません。ちなみに道内の道路は「北の道ナビ」が詳しいです。来週半ばまでヒマなんで、遅い春休みのヨメと行けるところまで行ってこようと思います。
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# by unchained_melody | 2008-04-10 16:21 | Travel

Afternoon

さっきまでそこに誰かがいた、みたいな写真に魅かれます。だけどいまは誰もいない。
祝祭の後の静けささえも映し込むような、そんな写真が好きです。
光と影を奴隷にして、ってあれは誰の言葉だったか。
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# by unchained_melody | 2008-04-10 02:43 | Diary

知ったかぶり

温泉というキーワードで、うちのHDDレコーダーにひっかかってきたBSの某温泉番組。ハイビジョン映像と癒し系音楽で各地の温泉旅館を巡るというありがちな企画ですが、寝る前とかたまに見てます。そのなかの、旅をするモデルの女の子たちの露出が結構すごいんです。入浴中はもちろん裸だし、無意味に際どい脱衣シーンがあったり。でも、絶妙にポイントは隠してるんで、見えそうで見えないところもマニア向きかも。

モデルのひとりに、おとなしくまじめそうな、どこか恥じらいのある僕好みの子がいて、いつもカメラマンを激しく嫉妬していたんですが、昨日スタジオのMacで軽くググってみると、いきなりその子のAV作品がヒットしまくり。5分も話せば女の子の考えてることってだいたいわかっちゃうんだよね、とか偉そうなことを先週も某所で口にした気がしますが、アレ取り消します。初心に帰り、またいちから出直しです。
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# by unchained_melody | 2008-04-08 11:31 | Diary

IZU

初めて伊豆に行ったのは、上京してきた翌年の夏、場所は下田のはずれ、田牛浜という海岸でした。ある家電メーカーの撮影に急遽借り出され、僕一人徹夜明けのまま、当時乗っていたライトブルーのボディに紺の幌の325iカブリオレ(E30)で伊豆を目指しました。いま考えてもおかしな設定で、砂浜の上に置いたシボレーかなんかのアメ車にたくさんのモデルが乗り込んで騒ぐ、みたいな、前世紀の遺物のような撮影でした。

夜、みんなで下田の街に出かけました。運河の近くで寿司を食べ、そのあと下田出身のスタイリストに連れられて、田(DEN)という喫茶店に行きました。緑に覆われた古い立派な建物で、フロアには大きな椋木のテーブル。彼女は店の小さな電話ボックスで延々と昔の男に電話をかけ続け、僕はアルテックのスピーカーから流れるジャズを聴きながら、ぼんやりと彼女の電話が終わるのを待っていました。

以来、僕は伊豆に行くたび下田に立寄り、喫茶田でココアを飲み、忘れ物をきっかけに店のオーナーとも話すようになりました。いつだったか、田があるはずの場所に行くとそこは空き地になっていて、向かいのスーパーの人に話を聞くと、つい先日全焼してしまったとのこと。あのときのショックは今でもよく覚えています。大切な友達を突然失ってしまったようで、しばらくその場を離れることができませんでした。
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# by unchained_melody | 2008-04-07 17:09 | Travel

変わりゆくもの

仕事の関係で、海外で1年ほど暮らそうかと考えたことがありました。5年前、場所はニューヨークでした。当時のエージェントが、今思ってもかなりの好条件を提示してくれたこともあり、2週間くらい真剣に考えました。でも辞めました。例によって詳しい理由は忘れてしまいましたが、横浜の夜景、というのもそのひとつにあった気がします。何でもない日常の風景や風の匂いが、ふと何ものにも代え難いほど、いとおしくなることがあります。5年前と今では、横浜もみなとみらいあたり、ずいぶん違うでしょうね。僕も変わりました。失いたくないものが、年々増えていきます。
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# by unchained_melody | 2008-04-07 04:13 | Diary

ちょっとピンぼけ

フランス語は話せないけど、パリは好きです。言語が話せないのに、その国が好きっていうのは、女の子の外見だけを見て好きって言ってるみたいなちょっとやましいものを感じますが、ここは強く押し切りたいと思います。ところでパリと言えば僕の中ではE・ヘミングウェイ。もう一人挙げるならロバート・キャパです。従軍カメラマンとして戦場を駆けるキャパと、恋人ピンキィとの間にこんな会話があります。

「私はもう美しくもないし、あなたが私をおいて行ってしまったらだめになってしまうわ」
「きみはとても美しいよ」
「わたしは汚くなって生きて行くのはいやなの」
「戦争だって、そう長く続きはしないさ」とわたしはちぐはぐなことを言う。
「だって、戦争がいくら長く続いても、あなたは少しも構わないんでしょ」

僕はこの「少しも構わないんでしょ」というフレーズがすごく好きなんです。キャパにとって戦争って何だったのかな。文庫本のカバーには「戦争の残虐と非道を憎み続け」ってあるんですが、そんな凡人が思いつくような人道的な感情よりも、レジスタンスのひとりとして仲間たちと戦った誇りと歓びが、彼をして次の戦場へと追い立てていただけのような気もします。
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# by unchained_melody | 2008-04-02 22:14 | Travel

桜の木の下で

桜の樹の下には屍体が埋まっている、と書いたのは梶井基次郎でしたが、そのくらい現実を超越した美しさ、という意味なんでしょうか。桜の花はある日気がつくと咲いていて、次のときには満開で、いつのまにか散っている感じ。僕は花見らしい花見をした記憶がありません。来週は時間が取れるんで、遠出して桜を見に行きたいなと思っています。最近ゴルフにハマっているヨメのつきあいで、打ちっぱなしに行ってきました。駐車場の桜も満開で、2時間ほどの間にメルセデスのルーフは花びらで覆われていました。
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桜には曇り空が似合いますね。

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# by unchained_melody | 2008-04-02 21:21 | Diary