Walking wounded

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台湾料理

映画の制作をしているひとたちと、恵比寿で台湾料理を食べました。全部で8人だったかな、、監督が連れてきたそこそこ売れてる女優のリカちゃん(仮称)を入れて、4人が20代前半。僕を含めたあとの4人が30代後半から50代前半。80年代のバイクに異常に詳しいひと、ハマーH2を3台持ってる人、サバイバルゲーム用にジープを買って改造しまくってる人、そして僕とが盛り上がってクルマの話に熱中してたんですが、気がつくとそれってみんな年配チーム。あとの若い4人は静かに温泉旅行とかアフリカの遺跡の話とかしています。社長が大声で「おい、若いんだから車やバイク欲しがれよ。男ならさ、いつかはフェラーリやポルシェ乗りたいだろ!?」と言いました。「若い人」たちは顔を見合わせ気まずそうに笑ってます。

「な、リカちゃん、カレシにはフェラーリ乗ってほしいだろ!!」。
彼女の答えは、「いえべつに」でした。微妙に予想された答えでしたが、そんなわけねぇ、と社長の勢いは止まらず、男の子たちそれぞれに欲しい車を聞いていきます。ひとりがGT-R?とか小さい声で答えたほかは、あとは車の名前さえ出てこない様子。誰も、本当は車なんて欲しくないみたいでした。

そのあと、酒を飲めない僕は、六本木に住んでるリカちゃんを家まで送る大役を仰せつかったのですが、車の中で「あの社長、若い子のことわかってないんだよね」と言います。
「おまえがわかってやれよ、オッサンはみんな車が好きなんだよ」
「てゆうか、なぜオッサンって価値観を押し付けるんだろう」
「それはオッサンがさびしい生き物だからだよ」
あ、なるほど、って顔をしていました。
「若いやつは先があるんだから、少しはオッサンに合わせなよ」
「いやだよ、お金貰ってるわけでもないのに」
あ、なるほど。さようですか。車を降りるとき、
「メールアドレスとか聞きたいですか?」って言うんで、
どうせ送らないからいいや、って強がりを言っておきました。

若い人が車を欲しがろうが欲しがるまいが、自動車業界とは無縁の僕はまったく関心がないのですが、僕の周りを見る限り、よく話題になる「若者のクルマ離れ」どころか、若者はもうはじめから車に「近づいてさえいない」気がします。車メーカーは、ターゲットからヤングエイジ(笑)を潔く除外して、ワンボックスと年配向けのスポーツカーにすべてを注力すべきかと思われます。いや、マジで。
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# by unchained_melody | 2008-04-02 20:40 | Diary

旅の記憶

旅の記憶。のど元過ぎれば熱さ忘れる、みたいなことがよくありますが、もうこんな旅はいやだと思っても、時間が経つとまた行きたくなったりする不思議。生来のヨーロッパフェチの僕には、パリ、アムステルダム、ミラノ、フィレンツェ、オスロ、ジュネーブ、シュツットガルト、プラハ、ブダペスト、思い出に残る街を挙げればキリがありません。景色がよかったとか、特にいいことがあったとかじゃなく、ホテルがなくて深夜の街頭で途方に暮れたり、霧雨のなか凍えながら延々電車を待ってたりとかろくなものじゃないんですけど、時間が経ってみると、なんとなくいい情景だけが記憶に残ってたりするから、たちが悪いです。
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ぶれぶれでなんだかわかりませんが、凱旋門の屋上へと続く螺旋階段。

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# by unchained_melody | 2008-03-31 18:05 | Travel

Slightly Out of Focus

M8で写真を撮るようになって3ヶ月が過ぎました。相変わらず僕は写真が下手だし、センスもありません。リンク先の方の作品を見て、息をのむときがあります。なぜこんなアングルを思いつくんだろう。この瞬間をどうやって捕らえたんだろう。それでもライカを手に入れてから、下手なりに写真を撮ることが面白く思えるようになりました。そんなことはこれまでありませんでした。シャッターを切って、液晶モニターを覗きこむときは、いつもほんの少し興奮します。願わくば写真の神が、わがSDカードに降臨せんことを。
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# by unchained_melody | 2008-03-31 01:38 | Leica

雨のショールーム

F430、うちのはビアンコ・アブスというごくプレーンな白ですが、購入するとき一番迷ったのがシルバー。グリジオ・アロイという色です。写真はやや濃いめに映ってますが、硬質感があって、うっとりするくらいきれいです。手前はGT3RS。白は限定色らしく、あまりディーラーものでは見かけません。オレンジやグリーンのRSばかり見慣れている目には、白やシルバーといったベーシックな色は新鮮に映ります。
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# by unchained_melody | 2008-03-30 22:41 | Ferrari

11

11って番号、結構好きです。なんとなくたたずまいが凛としているっていうか。なので、以前乗っていた車のナンバーは全部11でした。なんで1じゃないの?とよく訊かれたのですが、1はちょっと照れくさい。11にも飽きて、いまナンバーは自分の名前にちなんだものにしています。数字にこだわりがある方ではないのですが、そうしないと忘れてしまうので。記念日や電話番号、お店や人の名前も、そもそも覚えようと言う気があまりありません。時間が経つほどに思い出同士が溶け合って、だんだん輪郭をなくしていきます。
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# by unchained_melody | 2008-03-29 21:33 | Diary

B級グルメ列伝

A級グルメって言葉をあまり聞きませんが、少なくとも僕は、自分がB級だという思いが強いです。お好み焼き、たこ焼き、たいやき、ラーメン、焼肉。どれも大好きです。ただ、たかがたいやきやお好み焼きに何時間も待てません。ラーメンもそう。最近並ばせる店多過ぎ。写真は今年の正月、上賀茂神社の境内に出ていた夜店。もう二度と会うことはないと思うけど、おやっさん元気ですか。
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# by unchained_melody | 2008-03-29 01:40 | Diary

夏の交差点

去年仕事で立ち寄ったデトロイト郊外の交差点。なんとも適当な交差点だなぁと思ってシャッターを切りました。こんな適当な感じでも、社会がとりあえず成立しているところがよくも悪くも大人の社会なのかな、と。たまにワイドショーとか見ると、どうでもいいような些末なことで怒っている人が多いですが、「まあいいじゃん」的な感覚を許せないのは、社会が子供なせいかも知れません。
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# by unchained_melody | 2008-03-25 12:11 | Diary

ある朝の湾岸とヴェーダの真実

明け方の湾岸は気持ちいいですね。特に冬の朝。日ごと春めいてくる毎日ですが、僕は空気が澄んでいる冬の方が好きです。4月は時間ができそうなので、どこか遠くへ花見に行こうと思います。ところでいま一番の気がかりは、ソレスタル・ビーイングの本当の目的です。全てがあらかじめ仕組まれたものなのだとしたら、ロックオン・ストラトスの、そしてプトレマイオスのクルーたちの非業の死が報われません。ヴェーダの本質が悪なのか善なのか、この目と耳で確かめるまで、僕も自らのGNドライブを封印する覚悟です。
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# by unchained_melody | 2008-03-24 13:47 | Diary

いつかみた光

がらにもなく大勢の人が集まる場所にのこのこ出向いて、慣れないスポットライトのした愛想を振りまいたせいで、事務所も自宅もスタジオもとんでもない数の花に埋め尽くされてしまいました。手持ちの花瓶で足りるはずもなく、トイレやバスルームにまでバラやランや名も知らぬ花たちが咲き狂っております。ところで花束の花って、生きてるんでしょうか。根っこがないんで、もう死んでるような気がするんですが、死してなおこの息苦しいまでに濃密な生命の匂いってなんなのでしょう。きれいごとの世界に生きる僕のようなヌルい惑星の住人には、このリアルな生気はちょっとしんどい。やっぱり花は野にあってこそ。
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# by unchained_melody | 2008-03-23 01:42 | Diary

ある日のコンソール

暗がりで淡い光を放つVUメーターや整然と並んだノブを眺め、至上の安らぎを感じるのは異常なんでしょうか。車好きな人が、磨き上げられたピストンの鈍い光沢に恍惚とするように、スタジオに並んだ機材群を僕はいとおしく思います。機械は裏切らない、と言いますが、人にも裏切られた覚えのない僕には、あまり実感がわきません。ただ黙々とデジタルな波形を呼吸し続ける機材たちに、遠くの見たこともない誰かが命を削るようにして作り上げたプライドを思います。そこに、誰かが確かに生きていた証を。
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# by unchained_melody | 2008-03-18 13:02 | Music